なぜ多くのサラリーマンが不動産投資を始めるのか?
2025/03/05

人生100年時代と言われる今、長期的に健康を維持しながら働くことと、将来の経済的な安定を確保することが非常に重要です。そのためには、効果的な資産形成が必要です。そこで、不動産投資が一つの選択肢として注目されています。「何から始めればよいのか分からない」「難しそう」「リスクが高そう」といった不安があるかもしれませんが、実は会社員にこそ不動産投資が非常に向いているのです。本記事では、会社員におすすめする理由や、どのような不動産投資があるのかをわかりやすくご紹介します。
会社員が不動産投資に向いている理由
・銀行からの融資が受けやすい
不動産投資を始めるには、多くの場合、金融機関からの融資が必要です。安定した収入を得ている会社員は、返済能力があると評価され、融資が比較的受けやすくなります。物件種別(戸建かアパートかなど)によりますが、特に年収500万円以上で勤続年数が3年以上の会社員は、優良顧客として融資の審査に通りやすい傾向があります。
・本業との両立が容易
会社員が不動産投資を行う際、物件の管理や維持に時間がかかることが心配かもしれません。しかし、管理会社に依頼することで、日常の業務に支障をきたすことなく、本業に専念することができます。これにより、効率的に投資を進めることができます。そうすることにより、本業との両立が容易になり、「本業の支え」として第2の収入源とできます。
・年金不足対策が可能
不動産投資は、将来の年金不足対策として非常に有効です。ローンを完済した後には安定した家賃収入を得ることができ、年金だけでは補いきれない部分をカバーする手助けとなります。長期的な収入源として期待できます。
・生命保険代わりになる
金融機関から融資を受ける際には、団体信用生命保険(団信)に加入することになります。これにより、万が一の事態が発生してもローンの残債が保険金でカバーされるため、残された家族に負担をかけることなく、不動産収入を残すことができます。
・一棟マンション・アパート投資
マンションやアパートを一棟丸ごと購入し、賃貸経営を行う方法です。満室時には高い収益を得ることができますが、空室が続くと収入が大幅に減少するリスクもあります。信頼できるパートナー(不動産会社)を見つけ、リスクを軽減できる物件を探すことが重要です。また一般的には物件価格の10%から20%程度の自己資金が必要でといわれますが、不動産会社が紹介する金融機関であればその自己資金割合を大幅に少なくすることも可能な場合があります。
・区分マンション投資
マンションの一部屋を単位で購入し、賃貸運営を行う方法です。一棟マンション・アパート投資に比べて初期投資額が少なく、自己資金も少額で始められます。収益は一部屋単位なので、規模は小さいため、複数の区分マンションを購入することが必要です。そうすることで投資リスクも分散することができます。エリアや間取り(単身向けかファミリー向けか)などを分散させることが大切ですが、その際のエリア選定で間違えたり、すでに同じマンションで多くの賃貸募集が出ていたりなど需給バランスを大切にしないと入居者は他のマンション、他の部屋で決めてしまいます。そのリスクを回避するためにもその不動産会社が「賃貸仲介」「賃貸管理」もおこなっている会社かどうかを確認してみましょう。
・戸建て投資
戸建ての物件を購入し、賃貸経営を行う方法です。家族連れなどに需要があり、一度入居すると長期間の入居が見込まれますが、賃貸ニーズは比較的少なめです。戸建て用の融資はあまり一般的ではなく、住んでいた物件を賃貸に出すケースが多いです。ただ近年では賃貸向け戸建住宅の建築も増え、少しずつその供給は増えています。しかし、木造住宅は老朽化による修繕費用を考えておく必要があります。長期で入居される分、管理する立場として建物の修繕箇所を発見することが遅れる場合があるからです。販売会社が建築を外注せず、自社施工であれば急なトラブルもすぐに対応が可能です。建築機能を持ち合わせた販売会社かどうかを確認しましょう。
・生命保険の代わりとして
団体信用生命保険は生命保険の代わりとなるため、既存の生命保険を見直すことができます。がん団信や三大疾病保証付き団信、介護団信など、多様な保障内容を提供する金融機関もあり、広範囲にわたる保障が可能です。
・相続税の節税対策として
相続税対策として、資産を現金から不動産に移行するのも効果的です。不動産の評価額は実際の取引価格の70%程度が目安であり、大きな資産を持つ場合、相続税の軽減に繋がります。
まとめ
会社員が不動産投資を行うことには多くのメリットがあります。株やFXと違い、銀行からの融資が受けられる点が一番の魅力。そして本業との両立も可能で、将来的な年金不足対策や生命保険代わりにもなります。投資の種類には一棟マンション・アパート投資、区分マンション投資、戸建て投資がありますが、自分の目的や資金に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。これからの資産形成に役立ててください。